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最近ご相談をうけた著作権トラブル

  あるクライアント様から相談を受けたトラブル例をご紹介します

■事の経緯■

自社ソフトウェアのBGMとして、映像制作会社の紹介でA社という音楽制作会社にオリジナル楽曲の作曲&音源制作を依頼した。
曲数は10曲、費用は○○万円
楽曲の納品後、支払い終了。
予定通り自社製品へ使用。
↓↓
■問題発生■
音楽を制作した作曲家、制作会社A社 共にJASRACの会員 である事が判明。
全信託をしている作曲家 だった事が判明。
楽曲制作費とは別にプレスしてしまったCDの枚数、プロモーションで使った分、海外メディアに使用した文、合計○○万円の請求がJASRACから発生。
今後販売される分に関しても継続的に支払い義務が発生。
↓↓
■弊社へ緊急の連絡が入る■

とまあ、このような流れでクライアント様は非常に高額な金銭の支払いをした上、音楽の使用が事実上困難となり、全曲制作しなおし・・となった訳ですが。

何故このような事が起こったのでしょうか?

■理由その1■
音楽制作会社を紹介した映像制作会社の人間が
「どうにかなると思います。いつもやってるので」
というような曖昧な知識と言動で事を軽く見ていた。
実際はどうにもならなかった。

■理由その2■
 「買取」 という言葉の誤解
一般的に 「買取」 と呼ばれる音楽の契約形態ですが
著作権法上、買取にあたる譲渡が可能なのは
出版権、複製権、原盤権 などの著作隣接権の事であり、
作曲、作詞 などの著作人格権譲渡、売買契約等は締結できません。

ですから作曲者が作曲した時点で発生する著作権は本人の死後50年間権利が守られるのです。

■まとめ■
JASRACへ全信託している作曲家の場合、JASRACと契約を結ぶ以前の曲から現在までの全ての楽曲が管理下におかれる事になります。
友人の結婚祝いに書いた曲や今回のように買取として書いた曲 全てが該当します。
この問題 実は調べれば沢山出てきます。
作曲家本人がよく理解していない場合も多く、個人で受けた仕事の場合は下手をすれば損害賠償の対象になるかもしれません。
軽々しく「買取でいいですよ」なんて言ってはいけません。

オリジナル音楽制作はお任せ下さい センターラインレコード

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