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ビートルズの全アルバムのリマスター盤発売

ビートルズのリマスター盤発売

ここで紹介するまでもなく巷で話題のビートルズリマスター。
少し変わった視点から見てみたいと思います。

上記リンクのCDジャーナルのページに書かれている文面に

リマスターは、ロンドンにあるEMIのアビイ・ロード・スタジオで4年がかりで行なわれました。最新のレコーディング・テクノロジーに加え、ヴィンテージ のスタジオ機材も用いながら、オリジナルのアナログ・レコーディングを注意深くデジタルに移し替え、オリジナルのリリース以来、もっとも原音に近いサウン ドに仕上がっているとのこと。

とあります。
通常のリマスターというのは当時のマスターテープにマスタリング処理を施して
CD用に音質補正をしなおすという工程で完成する訳ですが
今回のビートルズの場合は少し違うようです。

最初の頃のアルバムはモノラルで収録されているようですが、それをステレオにする事は不可能です。
それに記事の文面にあるように"4年がかり" "オリジナルのアナログ・レコーディングを注意深くデジタルに移し替え"という表現からすると
おそらくリマスターではなくリミックスではないのか?とも推測できます。

リミックスとは当時のオリジナルのアナログマルチテープからバラバラの音をデジタル化して、既に発売されている音源を元に忠実に今の機材でレプリカミックスを作っていくという事だと思われます。

何故そんな事をするのか?と疑問に思う方もいると思いますが
ここに著作権という法律が大きく影響している事は間違いありません。

ビートルズの最初の曲は1963年に発売されています。
現在の著作権法では発売された翌年から50年で著作権は保護されなくなります。
2014年から順次著作権が無くなっていく計算になります。

今まで著作権(複製権など)で莫大な利益を上げていた商品が無料となっていくのです。
作曲者の権利は死後50年(海外だと75年のところも有)有効になりますから、完全フリーではないのですが、

レコード

から複製したCDを著作権使用料のみ払えば誰でも

販売

する事が可能になってしまいます。

そこで著作権の有効年数を伸ばす為にリマスターではなくリミックスとして新発売するのではないかと思うのです。
著作権とは創作活動のみに与えられる権利で既に完成している作品を弄ろうがマスタリングしようが新しい権利は発生しません。
しかしミックスダウンから行うとすれば創作活動として新たな著作権が発生すると思われます。

どうでしょうか?
ついにポップスの世界にも著作権消滅の波がやってきてしまいました。
よく考えれば本人と当時関わっていた人達以外がいつまでも人の著作権で巨額の利益を受け取るというのもおかしな話なのかもしれません。

http://www.centerlinerecord.jp

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